TOP MUSEUM
東京都写真美術館 TOKYO PHOTOGRAPHIC ART MUSEUM

本日休館日

本日休館日

日本語

高谷史郎 《Camera Lucida f85mm》 2004年

B1F

高谷史郎 明るい部屋

2013.12.102014.1.26

  • 開催期間:2013年12月10日2014年1月26日
  • 休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)、および2013年12月29日~2014年1月1日 ※2014年1月2日・3日は年始特別開館
  • 料金:一般 500(400)円/学生 400(320)円/中高生・65歳以上 250(200)円
  • ※各種カード割引あり

( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、上記カード会員割引(トワイライトカードは除く)/
小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料

芸術監督として、国際的な芸術家集団「ダムタイプ」の制作に携わる一方、映像作家としても活躍する高谷史郎の幅広い活動を紹介する美術館における初個展を開催します。

高谷史郎は、ダムタイプの芸術監督として、パフォーマンスやインスタレーションの制作に携わり、映像、照明、グラフィックや舞台装置デザイン等を幅広く手がけてきました。個人の活動では、映像作家として、自然環境や物理現象への深い洞察に基づく作品や、音楽家ほか多彩なジャンルのアーティストとの協働で作品を制作し、とりわけ近年では、光学的な関心から写真シリーズを発表しています。

本展覧会のタイトルである「明るい部屋」とは、哲学者ロラン・バルトによって1980年に書かれた写真論の題名であり、画家が風景を手元の紙の上に映し出すために用いた光学装置カメラ・ルシダ(camera lucida、ラテン語)を意味しています。カメラ・ルシダは、今日のカメラの原型とも呼ばれる「暗い部屋(暗箱)」=カメラ・オブスクラ(camera obscura)が、針穴(ピンホール)から入ってくる外光によって倒立像を投影するのとは異なり、「カメラ」(部屋、箱)と呼べる部分を持たず、プリズムや鏡とレンズだけで目の前にある対象物を映し出します。「写真ができる(像が結ばれて定着する)過程は暗箱というブラックボックスの中で起こっているけれども、すべてを明るみのもとにさらすような、そんな構造の舞台をつくってみたかった」として、高谷はパフォーマンス「明るい部屋」を2008年に発表します。舞台そのものをカメラ・ルシダにすることで、高谷はバルトが考えた写真というものに近づこうとしました。

バルトは、その写真の本質を、「それは=かつて=あった」という実在との関わりに見出しています。絵画は対象を摸倣することができても対象そのものを映し出すことはできません。しかし、写真は対象そのものを映し出し、それ自体が関わる記憶や存在感といったものを、観る者に想起させます。高谷にとって、写真は、あらゆるメディア表現の原点として存在しているのです。
本展では、インスタレーションとして制作された《Camera Lucida》(2004)、初公開の新作《Toposcan》などを紹介するほか、当館のコレクション作品で、高谷の活動の原点である写真映像の歴史を検証します。

 

左)高谷史郎 パフォーマンス《明るい部屋》 2012年 撮影:福永一夫
右)高谷史郎 《Chrono》Fremante,Australia 32°3'9.65"S,115°45'25.21"E 07:28:01 10 September 2006 2006年

高谷史郎 profile

1963 年奈良県生まれ。京都市立芸術大学環境デザイン科卒業。1984 年より「ダムタイプ」に参加。ダムタイプの活動と並行して1998年より個人での制作を開始。近年の活動としては、2012 年 パフォーマンス《CHROMA》初演(びわ湖ホール)、「吉左衞門X:高谷史郎・音/ 映像 + 樂吉左衞門・茶碗」展(佐川美術館)、2013 年 《composition》(シャルジャ・ビエンナーレ、アラブ首長国連邦)、《CHROMA》(マルセイユ・フェスティバル、フランス)。《LIFE-WELL》坂本龍一、野村萬斎とのコラボレーション(山口情報芸術センター)等。


出品作品

インスタレーション作品《Camera Lucida》(2004)、《Chrono》(2006)、《Toposcan》(新作)他


 
会場風景(撮影:藤澤卓也)

ウェブサイトCINRA.NETに本展が紹介・取材されました。
「テクノロジーが剥き出しにする美の世界 高谷史郎インタビュー」



□主催:東京都 東京都写真美術館/産経新聞社 □協賛:凸版印刷株式会社 □協力:NECディスプレイソリューションズ株式会社/山口情報芸術センター[YCAM]/comos-tv □後援:サンケイスポーツ/夕刊フジ/フジサンケイビジネスアイ/ iza!/SANKEI EXPRESS

関連イベント

展覧会関連イベント【特別アーティスト・トーク】
2014年1月3日(金) 16:00~17:30  終了致しました

□会場:1階ホール(定員190名)
□出演:坂本龍一(音楽家)×浅田彰(批評家)×高谷史郎(出品作家)

整理券の配布は終了いたしました。
※本展覧会チケットの半券をお持ちの方は、どなたでもご参加いただけます。
※当日10:00より1階受付で整理券を配布します。
※1月3日(金)の開館時間は11:00ですが、整理券は10:00より配布いたします。
※ 整理券をご希望の方は、写真美術館1階東口(ザ・ガーデンルーム横にある美術館入口)よりご入場ください。
他の入口はご利用いただけません。なお館内の展示室は11:00より開室いたしますので、あらかじめご了承ください。
※本展覧会チケット1枚につき、整理券を1枚お渡しします。
※整理券の発行は、お一人様1回につき2枚までとなります。(その場合は本展覧会チケットも2枚必要です)
※番号順入場、自由席。
※開場15:30(予定)
当日の整理券発行は大変混雑が予想されます。あらかじめご了承ください。

本イベントはcomos-tvにて当日ライブ配信を予定しています。 配信は終了いたしました。
【 Public Viewing #5 】「高谷史郎 明るい部屋」展関連トークイベント

担当学芸員によるフロアレクチャー
2013年12月13日(金) 16:00~  終了致しました
2013年12月27日(金) 16:00~  終了致しました
2014年1月10日(金) 16:00~  終了致しました
2014年1月24日(金) 16:00~  終了致しました
※本展覧会チケットの半券(当日有効)をお持ちの上、会場入口にお集まりください。

*やむを得ぬ事情により、関連事業を予告なく変更することがございます。

 

展覧会図録

TAKATANI SHIRO CAMERA LUCIDA
本展覧会の開催にあわせて、出品作品図版と、哲学者・柄谷行人氏および当館学芸員によるテキストを掲載しています。A4変形 136ページ 発行:東京都写真美術館

図録一覧はこちら