左)植田正治 パパとママとコドモたち(I)1949年
右)ジャック・アンリ・ラルティーグ ビビとマミー、オンフルール 1922年6月
Photographie J H Lartigue(c)Ministère de la Culture - France / AAJHL
植田正治とジャック・アンリ・ラルティーグ
-写真であそぶ-
2013.11.23(土・祝)—2014.1.26(日)
- 開催期間:2013年11月23日(土・祝)~2014年1月26日(日)
- 休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)、および2013年12月29日~2014年1月1日 ※2014年1月2日・3日は年始特別開館
- 料金:一般 700(560)円/学生 600(480)円/中高生・65歳以上 500(400)円
- ※各種カード割引あり
( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、上記カード会員割引(トワイライトカードは除く)/ 小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料
生涯アマチュア精神を貫き、撮ることを純粋に楽しんだ植田正治とジャック・アンリ・ラルティーグ。彼らの作品は、日本とフランスという文化の違いを超えて、「人間にとって写真とはいったい何か」を私たちに問いかけています。
本展は、偉大な写真家の業績を堪能するだけではなく、ふたりの作品が、まさに近代写真表現の成熟期において、いかに独特であったか、そして時代性を捉えていたかを、個別的かつ相対的に問う初めての試みです。
フランスのジャック・アンリ・ラルティーグ財団との共同企画により、ラルティーグが没後フランスに遺した豊富なコレクションと、東京都写真美術館が重点的に収集した植田のコレクションから選りすぐった176点を紹介します。
作家略歴
植田正治(1913-2000)
鳥取県西伯郡境町(現・境港市)に生まれる。中学時代に写真に興味を持ち、カメラを入手。32年、写真を本格的に学ぶため上京、オリエンタル写真学校に通い、帰郷後、営業写真館を開業。傍ら『アサヒカメラ』『写真サロン』等の月例コンテストで入選を重ね、モダンな造形表現で注目される。一貫して故郷の山陰地方で撮影を続け、特に鳥取砂丘を舞台に家族らをモデルにした演出写真は、植田のユニークな世界を生み出している。
ジャック・アンリ・ラルティーグ(1894-1986)
1894年フランス、パリ郊外のクールブヴォア生まれ。裕福な家庭に育ち、子どもの頃から父親に買い与えられたカメラに親しむ。1915-16年、アカデミー・ジュリアンで絵画を学び、画家として活動。一方で趣味として、家族や友人たちとの日常生活やスポーツ競技のスナップショットを撮影し、アルバムにまとめた。1963年、ニューヨーク近代美術館での個展がきっかけとなり偉大なアマチュア写真家として世界的に評価される。
This exhibition is co-curated by the Donation Jacques Henri Lartigue and the Tokyo Metropolitan Museum of Photography.
□主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館/朝日新聞社
□特別協力:ジャック・アンリ・ラルティーグ財団
□協賛:東京都写真美術館支援会員
□後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
関連イベント
- ゲストと担当学芸員による対談
- 2013年11月23日(土・祝) 15:00~17:00 終了致しました
出演: マルティーヌ・ダスティエ(ジャック・アンリ・ラルティーグ財団、本展共同企画者)、
金子 隆一(東京都写真美術館専門調査員、本展企画担当)
司会: 鈴木 佳子(東京都写真美術館学芸員、本展企画担当)
会場: 1階アトリエ 定員:70名
※展覧会チケットの半券をお持ちの方は、どなたでもご参加いただけます。
※当日10:00より当館1階受付にて整理券を配布いたします。[番号順入場、自由席] - 学芸員によるフロアレクチャー
- 2013年12月6日(金) 16:00~ 終了致しました
2013年12月20日(金) 16:00~ 終了致しました
2014年1月3日(金) 11:15~、16:00~ 終了致しました
2014年1月17日(金) 16:00~ 終了致しました
※2014年1月3日(金)は新春フロアレクチャーになります。
※本展覧会の半券(当日有効)をお持ちの上、会場入口にお集まりください。
展覧会図録
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植田正治とジャック・アンリ・ラルティーグ 写真であそぶ
本展覧会の開催に合わせて、全出品作品図版と、共同企画者および当館学芸員によるテキストを掲載しています。A4変形 196ページ 発行:東京都写真美術館